びゅるると魔法のストローシアター 2

びゅるる誕生
 びゅるるの原型は梅雨の頃に出来ました。でもその時はまだアニメのキャラにするなどとは全然考えてもいませんでした。レジ袋とストローで作る水中花のオモリに、ビー玉なら誰でもどこでも比較的手軽に入手出来るし、透明で涼しそうだと試行錯誤していた時に偶然誕生したのです。


Where do you get your inspiration?
つい数日前にwikiHowの仲間からそう訊かれました。この記事に追加することはないですか?ということなのです。記事にもセレンディピティーのことが書かれていますが、「何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉」だそうです。つまりびゅるるはまさにセレンディピティーから生まれたキャラクターなんですね。
 I considered weight of "SUICHUKA (Water Flower)". I thought a marble was capable of acquisition. And this character doll was born. This is "Serendipity".
 アニメ制作の方はというと、8月にブレストして次回作の内容が決まって行くのだろうと思っていたので、少しでもキャラクターを成長させなければと、メーカーさんにご相談してサンプルを分けて戴いたりして様々な種類のストローを作品に活かしたいといろいろ試していました。でも予定が延び延びになって、結局9月の末にストローザウルス ネオのディレクターが降板されて目標を失ってしまいました。一時は少し落胆していたのですが、11月になって、新たにお話を戴いて別の女性のディレクターと一から出直すことになりました。もし新作アニメが立ち消えになっていても、夏の試行錯誤は、私の作品を成長させてくれるものだったので決して無駄ではなかったと今では思えるのですが、今回の番組で活かせることが出来て本当に良かったと思います。
 そんな流れの中で―制作が遅れたことが、もしかしたら良い方向に作用してびゅるるを主役に抜擢することに決まりました。
 ストローアートというのは作ってから後、作品と一緒に時間を過ごすことで我が子のように愛着が生まれてくるのだろうと思います。夏休みの間に、ワークショップでいろんな方から「カワイイ」と喜んで戴いたので、親ばかとしては尚更でした。

ストローザウルス ネオ

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