With two small plastic buttons (2)
プラスチックの小さなボタン2つで(2)

プラスチックのメッキボタン

 20世紀に入ってファッションを市民のものへと飛躍的に進化させたプラスチックのボタン。
それまでは、上流階級では象牙やべっ甲など高価なボタンを使ってファッションを楽しむことが出来ましたが、一般市民は紐結びから木や貝殻などのボタンに進歩したとはいえ、実用性重視で服を着ていました。

その後、半合成から合成へと人工樹脂:プラスチックが開発され、色も形も大きさも自由に作れるようになり、手軽にファッションを楽しめる時代になりました。

同時にそれは、天然素材である象牙やべっ甲などの動物の乱獲も無くすことに役立ちました。

ところが、今、海洋を漂うプラスチックが絡まって泳げなくなったたウミガメやイルカ、飛べなくなった鳥、プラスチック袋を食べて死んでしまった鹿などの動物の画像を目にすることが多くなりました。
それをプラスチックのせいにして悪者のようにするのは、人間のプラスチックへのハラスメント(Harassment)のように思えます。

とは言え、今地球はそんな人間の改心を待っている時間はありません。
とにかく目に見えやすいところからやってみているのでしょう。
不便を体験して早く気付いて下さい。

With two small plastic buttons プラスチックの小さなボタン2つで

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