Awareness of the plastic is changed while
プラスチックへの認識が変わりつつある?



 最近日本茶でもティーバッグをよく使うようになりました。
先日買った商品をよく見ると、素材表記とは別にコピーにナイロンという素材名が書かれていることに目が止まりました。
これまでの感覚だと「三角ティーバッグ」と書きそうなところですが、その変化に小さな驚きがありました。

お茶が入っているのだからティーバッグという言い方は間違いではなく無難です。
でも、ナイロンという素材情報を明記することによって、疑問があればネットで調べることも可能で、
たとえそうまでしなくても、自然に消費者の知識を豊かにして行くことが想像できるからです。

約100種類もある素材を、ただ「プラスチック」と表記するとその先の発想には進んで行きにくいですし、
有害などというニュースが流れると、全て有害のようなイメージを持ってしまいます。
ナイロンと書かれていることで、

「他にはどんなものに使われているのだろう」
 傘やレインコートにもよく見るよね?
 バキューム(真空)用の袋もそうだった。

「ニュースで言われていた素材とはまた違うね」

「○○を作りたいけど、ポリエチレン(繊維だとポリエステル)とナイロンのどっちが最適なんだろう」

などと、自分で考えることが出来ます。

他人に言われたら鵜呑みにして、自分で考えないで使ったり止めたり...
横並びが好きな日本人の悪いところ...危険なところかもしれません。
それならば、きめ細かだという特性を活かせるよう、日本流の素材呼称が出来るといいのではないでしょうか。

昨日夕方の番組でも、異物混入した素材はポリスチレンとテロップが入ったのを見ました。
(ポリスチレン自体は何も悪くないので、念のため)

というわけで、プラレンジャーと共にプラスチックの誤呼称是正に心を砕いてきた2015年でしたが、
タイトルのように思いながら1年を締めくくることが出来て、来年に希望を持って終われそうです。



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