Ori-Maki-Dome
「折り巻き止め」

 最近色々なアレンジを紹介して来たので、古典的な手法を使わない作品もありますが、
エビやバッタに代表されるストローアート(ストロー細工 / 吸管造型工芸)の基本的な手法に「折り巻き止め」があります。
折り巻き止め(Ori-Maki=Dome)は、日本語では読んで字の如く3つの手順をまとめて言ったものです。
英語だと "Fold >> around >> Fasten" と訳していいでしょうか。
芯に巻きつける(wrap around the core)ことを繰り返すために、前後の「折り」と「止め(留め / 締める)」がセットになっていて、そのコツをマスターすれば綺麗に出来上がります。



 私が台湾で知った吸管工芸を、市販されている一般的なストローでアレンジして日本で最初に著書で紹介した時に、日本ヴォーグ社のベテラン編集者だった田村武美さんが名付けて下さったものです。
中国南方の棕櫚細工を起源とした手法でもあり、素材をプラスチックストローに置き換えた発想と共に大切に伝えていきたいことだと思っています。

「折り巻き止め」のある作品



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