History with impression of plastic
プラスチックの歴史とイメージ

 今日は天国からのプレゼントでポリエステルのことを書いたので...

 化繊(化学繊維)には、再生繊維・半合成繊維・合成繊維がありますが、

この合成繊維というのが高分子で作られているのでプラスチックの仲間と言っていいようです。
名前は良く知っているナイロン、ポリエステル、アクリルを三大合成繊維と言うこともあるそうですが、
意外とプラスチックの仲間とは考えずに過ごしています。

合繊の種類

 StrawartSの素材ストローは殆どがポリプロピレン。
 水中花やパラシュートなどに使うレジ袋は殆どがポリエチレン。
ポリ袋とも略して言われますが、講習に行った韓国ではポリエチレンであっても「ビニール袋」と呼ばれることが多く、
日本でも、地域や世代によって「ビニール袋」「ナイロン袋」が代名詞になっています。
プラスチックは歴史が浅いので、新しい繊維が誕生した時はとてもインパクトが強かったようで、
例えば、高価な絹のストッキングの代わりに誕生したナイロンは、
リアルタイムに体験したお祖母ちゃん世代には忘れられない名前です。
先に世界遺産登録となった富岡製糸場は、その前史と言ってもいいのかもしれません。

 既得権益や差別化は守りたいというのが人間心理で、
戦争を含む国際間の問題や社会の問題は殆どがこれに起因すると言っても過言ではありません。
プラスチックも、絹や象牙・べっ甲など一部の富裕層しか手に入らなかった素材の恩恵を
庶民が合成という手段で享受できるようになりました。
そこに、プラスチックを見下す考え方が生まれたのでしょう。
その時代に植え付けられた理性的ではないイメージがいまだに尾を引いているように感じます。

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