Hanafuda and Puns and plastic tank....
花札と駄洒落とポリタン・・・

 花札(Hanafuda)は、随分昔子供の頃に何度かはしたことがあります。
昔はお正月休みには家族でカードゲームを楽しんだものでした。
トランプの王様やジャックなどの人物のデザインは素敵だなと思いますが、花札もたったの数色(Few color)で、自然を描いた ― 四季があり、花鳥風月を愛でる日本らしい素敵なデザインだと思います。
以前の記事でプラスチックのトランプについて触れましたが、任天堂は明治時代に京都で花札の製造から創業した会社でした。
 
 花札には、トランプと同じように役があります。
 その中の青短・赤短(ao-tan, aka-tan)という札は、青い短冊・赤い短冊(tanzaku)を略して名付けられたものです。

花札の歴史・遊び方 (Nintendo)
http://www.nintendo.co.jp/n09/hana-kabu_games/
※[Tan-zaku:short strip]   A small piece of paper that was cut. 
  Can write short letters. Attached to things as a sign. Use for Haiku writing. etc.

 この花札の「猪鹿蝶」「青短・赤短」を駄洒落に使っている人を見て、私はポリタン(Plastic tank)=灯油タンクの青と赤を連想しました。



 大阪の商人文化は、時間の無駄を省いて、上六=上本町六丁目のように町の名や様々なものを縮めて言うのが伝統ですが、ポリタンクもポリタンと言うことが多いのです。
そして、現在私が住んでいる大阪(西日本)と、昔住んでいた東京など(東日本)では、一般に使用されているタンクの色が違うのです。
大阪は青、東京は赤だったので、赤いタンク(aka-tan)と青いタンク(ao-tan)を連想してしまいました。

 一般にはポリタンクが一番ポピュラーですが、これも、ポリエチレン製タンクの略です。
日本ポリエチレンブロー製品工業会では、このポリタンクを「灯油かん(touyu-can)」と呼ぶことを知りました。
プラスチックの前には、ブリキ(tinplate スズをめっきした鋼板)で出来た一斗缶に入れていた名残で使われているようです。プラスチックに金属の意味がある「缶」は使えないので、「かん」になったのでしょうね。

「灯油かんの安全安心チェックポイント」
http://www.jpe.gr.jp/sites/default/files/20140919toyukantirasi.pdf
 

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