[9]To egg drop competitions
エッグドロップ コンペ開催まで 9
プロテクターの材料について
本当は重さと大きさの制限と「安全」だけで、自由な素材を選ばせてあげたいと思っていました。
しかし、作る場所と時間の制約と、会場参加の他に、持込み参加者も募集するので、
出来るだけ同じような条件でチャレンジ出来るように3つの素材を選びました。
画用紙 図工の代表的な平面素材
中・高校生であれば、平面の紙から展開図を思い浮かべ立体にすることも出来ますが、
小学校低学年には、まだ幾何や体積の概念がないのでなかなか難しいと思います。
ストロー 中空のスティック状素材
長さを感じられる素材としてスティック状のストローを加えました。
プツプツと粒状に切ることも出来ますし、裂いてリボン状にすることも出来ます。
ポリ袋 平面にも立体にも自由に変形できる素材
ポリ袋は、パラシュートにも、密封して風船のようにも、くしゃくしゃに丸めてクッションにも
自由度のある素材です。
他に使うものは、セロファンテープとのり、そして道具はハサミです。
完成プロテクターの重さを100gに設定したので、軽い材料を選びました。
ちなみに、ストローは100本でも100gに満たない重さです。
このように個性のある素材を使えるようになりましたので、
「どなたでもOK」という参加者の年齢に合わせて試行錯誤出来る幅が広がりました。
個人・グループを問いません。
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ところで、このプロテクターは制作と製作 どちらのものづくりなのでしょうか?
文化庁「ことばに関する問答集」の記述がネットに紹介されていました。
「製は造」とされ、「こしらえる」という意味を持っている。「製鉄」「製薬」など。製作も同様の意味。
「制は正」とされ、「整える」という意味を持っている。「制定」「制御」「制度」「法制」など。
したがって、「制作」は「新たに定める」「自分の思うとおりに作り上げる」という意味になる。
これらから「製作・・主として実用的な物品の場合」「制作・・主として美術的な作品の場合」と分けることができる。
しかし、それぞれの分野に慣習的な用い方もあるため、、簡単には割り切れないのが実情である。
製造の前段階には、試行錯誤があり、製品が進歩して行くのだと思っています。
自分の頭の中のアイデアを形にするプロテクターも、
例えるなら「卒業制作」のように「自分の思うとおりに作り上げる」がピッタリだと思います。
だから、私はエッグドロップは制作だと考えています。
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