[4]To egg drop competitions
エッグドロップ コンペ開催まで 4

 卵パックとエッグドロップ

 卵パックをつぶさに見たことはありますか?
私は2000年当時、卵パックの表示でPET・PSの物性の違いに気付きました。
この頃はPVCのパックもあり、PETフラワー講習(実験教室)の主催者に準備して戴いたものが
PETではないプラスチックで慌てたことがありました。




 造型的な視点で観ると、プレス加工した凹凸が、とても薄いプラスチックシートで卵を守っていることに気付きます。
落下には耐えませんが、店から自宅まで、さほど気にすることなく運べるとても優れた造型です。
他に古紙を利用したパックもあります。
籾殻で保護していた時代に出来たモールドパックは画期的な保護包装だったと思います。
それの中身が見えるように開発されたのがプラスチックの卵パックだったのですね。

 韓国に講習で行った時は、下側が古紙で、カブセがプラスチックのパックをよく見かけました。
卵に限らず、日本の家庭より一度に購入する量が多いのか、
スーパーで売られている生鮮品もロットが大きいものが多く、
そのためトレイ(下側)がしっかりした方がいいのかもしれません。
それぞれの地域の事情でパッケージの形態も変ってくるのですね。

 生卵を食べる習慣は、日本以外にはあまり見られないそうですが、
それほど卵を新鮮に清潔に流通させている日本でエッグドロップが生まれなかったのが不思議なくらいです。

外国の卵パック
卵パックのできるまで


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