Documentary film screenings ”Reconstruction of "Ogachi Hoin Kagura"
「雄勝法印神楽の復興」上映会で

http://osakas.sblo.jp/article/83617211.html

 昨日、私が小学校時代を過ごした阿倍野区Abeno-ku(昭和町・阪南町)の有形登録文化財「寺西家町屋」でのドキュメンタリー映画上映会に参加しました。
東京・大阪・パリ (Maison de la culture du japon a Paris)での同時上映で、東京・大阪はネットで繋がったトークショーがありました。




 東日本大震災の被災地石巻の雄勝というところは、日本の硯石の多くを産出するところであったことは映画を通して知りました。
祖父は日曜書家日本画家でしたし、母も筆耕をしていたので、私も硯には縁が無くもありません。
壊滅的な被害を受けて、伝統のある法印神楽(山伏が伝えたもの)を震災から僅か1年2か月後に復興することができるまでの経緯や人々の想いが描かれていました。
この映画を観に行ったのは見えない力に引き寄せられたような幾つもの「縁」を感じます。

 監督は手塚眞さんですが、私の造形制作しているドールアニメのディレクターも石巻所縁の女性でした。お兄さんが、あのテレビ画像で何度も目にした石巻市民病院にお勤めの医師でした。
Facebookで震災直後にフレンドの安否確認のために作ったページは、現在は震災を忘れない為の情報交換の場にしています。
http://tetunakaya.o.oo7.jp/20110521ishinomaki/110520-174646-s900.jpg

 大阪の上映場所である阿倍野との縁は最初に書きましたが、手塚眞監督と奥さまの漫画家岡野玲子さん(安倍晴明Abeno Seimeiを主人公にした陰陽師」で知られている)がゲストでした。

 何故か岡野さんが「葦」のことを話されると、大阪会場には葦を保存する人が参加されていて話が脱線しましたが、考えてみると、私のストロー素材の最古の祖先も葦なのです。
僅か40人程の参加者の中での符合には驚かされました。


 私は住吉大社の「筒守」という変り御守をストローで作らせて戴いていましたが、90歳になる先代の宮司さんが参加者の中に混じっておられました。
伺うと、主催者のご親戚だったそうです。
「筒」>「津津」>「津々(絶えず溢れ出る)」>海の神に相応しい波打ち際>そして津波という自然の恐ろしさを目の当たりにするところでもあります。

 他にもまだ個人的なご縁を感じるお話もあったのですが、上の4つはこじつけるのではなく自然に広がった話題でした。
その前に、東京会場で司会をされた方が、Facebookで何年もフレンドとしてオンラインで遣り取りしていたことがご縁ですね。


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