Kakimochi (Rice cake chips)
かき餅



 昔から作られているかき餅は塩と砂糖で味付けして、スライスして乾燥させたものですが、写真のものはヨモギ・黒豆・桜エビを入れただけのものです。
昨日の七草粥には、ヨモギのかき餅を油を引いたフライパンで焼いて添えました。
春の七草(セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ)+ヨモギで八草になってしまいました。
ちなみに、秋の七草(女郎花・尾花・桔梗・撫子・藤袴・葛・萩)は食べられません。

 昔は、火鉢に網を置いて、味の付いたかき餅を焼いて食べましたが、火鉢があっても、今の住宅環境では一酸化炭素中毒を心配して気楽に食べられません・・・
最近はあまり食べなくなっていたのですが、味の付いてないかき餅を作ったらいろんなところに使えて重宝でした。

細かくしてお茶漬けに。
少しこんがりとフライパンで焼いてお粥に。
硬めのお粥には、さらに白だし(澄まし汁)を注ぐとおこげスープのようで美味しいです。
もちろん、お味噌汁の具にも揚げたかき餅はよく合います。
和風クルトンという感じです。
他に、お好み焼きやチヂミには、鉄板にかき餅を敷いてから焼くと餅入りとは目先を変えて楽しめます。

 今注目の和食も、プロの調理人でないと作れないようなものだけでなく、家庭でも、昔の人がお餅を長く楽しむために考えた知恵のような伝統を大切に、アレンジして楽しみたいものです。

http://kitchenplasticarts.blogspot.jp/2014/01/nanakusagayu.html

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