Situation of abandoned cat
捨て猫事情

 私の写真アルバムを見ると、赤ん坊の頃から猫に囲まれていたことがわかります。
自分の猫と思って飼い始めたのは茶トラのオスで、チャー坊という名前でした。
そのチャー坊には兄弟がいました。
その子は白足袋と言われる足先が白い茶トラで、ほんの少し離れた友達の家で飼われていました。
 その友達の家が遠くへ転勤することになり、跡には兄弟猫は置き去りにされていました。
その後何度か引っ越した家のそばで見掛け、可哀想に思いましたが、それもいつしか姿が見えなくなりました。
昔は、猫は殆ど放し飼いにされていたので、家で飼っている猫も、大抵2歳になるとオスは放浪の旅に出ていなくなりました。
これは私ではなく娘ですが、やはり同じ猫に囲まれて育ちました。
 私の旧知のアメリカ人は、うちの近所に住んでいる時に拾った猫を大切にして、東京にも米国にも仕事で居住地が変わる度に猫を一緒に航空機に載せて移動していました。
捨て猫から世界を股に掛ける大出世ですね。
その猫も、もう18歳になるそうです。

 転勤で数年日本に住んだ外国人が、本国に帰る時に、チャー坊の兄弟のように置いて帰る例が多いことを知りました。
長崎の猫ボランティアさんが、そういう事情のうちへは譲渡を断っているのに、譲渡希望が後を絶たないという話をSNSで観ました。 
 私が子どもの頃は茶トラを一番よく見かけたように記憶しています。
でも最近はキジトラを多く見かけます。
それから外国の猫のような雑種も多くなったように思います。
きっと、こんな事情からなんでしょう。
昨日の大阪の譲渡会も外人っぽい子が何匹かいました。


住民400人の島に猫が200匹の高島(長崎)
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2013/10/11091518011665.shtml
こはる日和(長崎猫の会)
http://daijyoyuukoharu.blog62.fc2.com/

 

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