Umami
旨味

 昨日の投稿のドレッシングに味の素を使いましたが、和食とと旨味(Umami)は切っても切り離せません。
その旨味は寿司やうどんなど日本食の世界的な広がりとともに、最近、甘味酸味塩味苦味に次ぐ第5の基本味覚として注目されているそうで、英語でもUmami と言われています。
 一時は「日本人は何でも味の素をかける」と揶揄されたこともあったそうですが・・・。

私の祖父は鹿児島から京都の学校に行き化学を専攻していたせいか、うちでは味の素の話は子どもの頃よく話題になっていました。私も、「グルタミンサンナトリウム」と意味は解らず言っていたようです。
発明者の池田菊苗の来歴と通じるところがあったからかもしれません。

 味の素で思い出すのは、
我が子が小学生時代は毎年夏休みには丹後半島でキャンプをしていました。
ある年、浜への漂着物を夏休みの研究課題にしました。
ハングル文字で印刷された味の素とそっくりなデザインのパッケージが浜にあり、その他の洗剤のプラスチックボトルと共に大阪に持ち帰りました。
その頃は、まだインターネットを始める少し前だったので、図書館で韓日辞典を借りて訳しました。
最初は、対岸は北朝鮮なので、そこから流れ着いたのだろうかと想像しましたが、韓国から対馬海流に乗って来たことが判りました。
それから10年以上経って初めて韓国に渡航した時に、そのパッケージの商品をマーケットの食品売り場で見た時は感慨深かったのを覚えています。
中身は間違いなく味の素の類似品でした。

DAIWA http://all.daiwa21.com/fishing/column/trivia/contents/01/


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