De la plastique en paille-modéliste
ストローモデリスト



 私にはずっと、自分が納得できる肩書がなくて、訊かれると自信を持って言えるものがありませんでした。
手芸家とかストローアーティスとかストローアート作家とか・・・、確かに日本ではたった1冊しかないストローアートの書籍を出版しているので、どれも間違いではないのですが、自分から名乗ったことはなく、作品展の対象などを考えて主催者とご相談して他動的・便宜的に付されていたことが殆どでした。

 科学教育の活動をしていた時などは、肩書が無いので「一児の母」などとメンバーリストの欄に肩書の代わりに書かれていました。確かに三児の母よりは経験も少なくて、ある目安にはなるのかもしれませんが、本人ではない部分で判断されるのはとても嫌でした。「教育」だから子どもの経験値という安易な目安なのでしょうね。

 最近、冴木さんというハナビストさんと知り合って、〇〇ストという言い方が妙に気になっていました。
高校生時代の夏休みに、オートクチュールなどにコネを頼ってインターンをするほど、一時は真剣にファッションデザイナーになろうと思っていました。何十年振りにそのことも思い出して・・・既成の言葉ではなく、初めて自分から肩書をつけて、今日から私は「ストローモデリスト」にしようと思います。

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