animism animation Anime
アニメーション【animation】は英語ですが、日本語のアニメ【Anime】という言葉が世界共通語になっています。語源であるアニミズム【animism】は自然界の諸事物に霊魂・精霊などの存在を認め、このような霊的存在に対する信仰。
日本には昔から、八百万(やおよろず)の神があり、もの全てに命が宿っているという考え方がありました。
「鉛筆をそんなふうに乱暴に置いたら痛いって言ってるよ」「花を摘んだら痛がってるよ」などと子どもの頃に言われたものです。知らず知らずのうちに生活の中に溶け込んでいる感性だと思います。今、日本のアニメが世界に人気があるのは、そうした土壌で長い時間培われてきた感性が生み出していると考えると必然的なことだと思えます。
Koko's Earth Controlは初期のアニメですが、それはキャラクターが神のように地球をコントロールする空想を描いています。今観ると現実のように思える内容です。手塚アニメで育った私はとくにそう思うのかもしれません。アニメは良くも悪くも未来の予言のように感じました。