青少年のための科学の祭典とストローアート (2)

  これが2001年に初めて全国大会に出展した時の実験解説集です。私のブースは「いろどり市場 」C-210で、「カルメ焼き」とか「みかん石鹸」とか日常身近なものを科学的視点で楽しみながら知識を得る出展が集まっていました。
最近は規模も縮小されて、各地で個性的な運営がされているように見えますが、この頃は全国大会は5日間も会期があって、数万人の人出があった最盛期で、夏休みの一番暑い時期でもあって、会場の科学技術館では皆汗だくで対応していました。


 「PETフラワー」というのは卵パックがPETボトルと同じ種類のプラスチックから出来ているのを一目でわかってもらうように付けた名前です。食品トレーなどの発泡スチロールはPS。ストローはポリプロピレンでPPと、一言にプラスチックと言っても、その種類は様々で、容器包装でよく目にするものだけでもSPI7といって7種類もありました。PETの物性を利用した造花をするために、卵パックの分別表示に目を止めて、物性を体感しながら工作するという体験がテーマでした。

 この工作に陳さんが興味を持たれて、台湾各地の幼児教育の指導者に紹介したいと思われたのです。そして、それがストローアートとの出会いのきっかけとなりました。


青少年のための科学の祭典とストローアート (

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