オンラインの感受性
個人のブログなどでの遣り取りは、相手の存在が想像出来るので、一対一の実感を伴った対応をするのが普通ですが、ITCキッズのようにグループでコンテンツを発信しているものに対しては、訊きっ放しの人が多いので、管理人の立場で仲介していて、せっかく質問に答えてくれた筆者に対して申しわけなく思うことも度々ありました。
子どもや親からの質問の時は、商業的なサイトと違って生身の個人の連携で運営されていることが想像できない―きっとオンラインの感受性が育っていないのだろうと考えていたのですが、○○大学と付したメールの署名で戴いても同じような訊きっ放しの質問者もあり、がっかりさせられることもありました。
ITCキッズアドミン宛への問い合わせは、私のところへ転送され、質問であればメーリングリストに報告してメンバーの回答を貰って、それを相手に伝えるという流れになっていますが、先日のある実験に対するご質問では、回答されたメンバー宛とともに仲介した私にも配慮した返信を戴きました。
実験なので、具体的に試行した内容などが報告されていると、それをメーリングリストのメンバーで参照して学んだり、新たな工夫が生まれる可能性もあり、更にまた質問者にそれを反映させて、どんどん発展していくことが出来るので、マナーということの他にも大切なことであると、その遣り取りで再認識しました。
ちょうど昨日、Twitterのフォロアーとオフラインしました。オフラインではイメージが膨らみ過ぎていて、落胆させるのもするのも両方心配なこともありますが、双方ともにそれは無かったようでほっとしました。ITCキッズが出来た時代にはなかったSNSとかTwitterとかのコミュニケーションツールが増えて、当時と比べてオンラインの感受性が育ってきているのだろうと感じます。
これからの社会では、オンラインとオフラインを繰り返し、感受性をブラッシュアップして行くことが必須だと思いました。