オリーブ細工

 棕櫚、竹、麦わら、籐の編み細工・・・、はじめてオリーブの木の小枝で編んだ籠(かご)をテレビで観たので備忘録。
南イタリアのBovaという田舎町は昔ギリシャから移住した人々の集落で、ギリシャの伝統を今に受け継いでいるのだそうです。オリーブの木の周りの間引いた若い木を利用して籠を編んでいました。とても強いので、かごの底などに使い、50年もの耐久性があるそうです。
 日本の割り箸は材木の無駄遣いだとよく言われますが、オリーブのように間引いてやらないと良い木には育ちません。有効利用なのですが、第二の人生の長さの違いで、リデュース (reduce)ではないということかもしれませんが、どうせなら炭化する前に「一仕事」するとCOの排出サイクルが延びて環境に良いという考え方も出来ると思います。ほんとうのエコというのは単純じゃなくて、いつも疑問を持って考えて行かなければいけないと思いました。

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