おばあちゃん猫のジジ

娘が小学校の時に家にやって来た猫。もうペットフードも最高齢ランクの年齢になってしまいました。だからメガネを掛けているわけではありませんが。
 ジジは箱入り猫だったために、よその子猫を預かると怖がるし、何と言っても人間には強気ですが、猫のくせにネズミを怖がります。ネズミに出くわしてビックリして跳び上がり、ネズミ捕りに掛かったネズミを見せたら、いや~なものを見たような渋い顔をしてその場をそそくさと去りました。
 寺田寅彦の随筆には、猫を飼うようになってネズミが姿を見せなくなったと書いてありますが、うちのおばあちゃん猫はネズミの敵ではないようです。
 寺田寅彦の随筆は、現代で言うと理系の人のブログみたいなもので、80年程前の日常的な出来事を科学的な視点で感じたことを書いているので、今と対比させて見てみる面白さがあります。80年前は世界大恐慌の前後でもあり、今と共通した雰囲気と、また祖父が話してくれているような懐かしさも感じます。
電子書籍の練習に、青空文庫から電子辞書に取り込んで読んでいるのを寺田先生がご覧になったら、一体どんな感想を書かれるのでしょうね・・・。


寺田寅彦 「ネズミと猫」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/card2335.html

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