またまた「ソドンヨ」

 毎週水曜日と土曜日の番組更新視聴が待ち遠しくて・・・。とくに水曜日までの間が長く感じられます。
 ボランティアについて、ある時考えさせられることがありましたが、ソドンヨを観ていてそのことを思い出したのでまた書いておきます。
 それは・・・まだ今のお笑いブームがブレークしていない頃でしたが、科学教育ボランティアに目を付けたプロモーターが、各地のイベントに科学実験や工作ブースを企画して、芸人さんを呼ばずに経費節約を想い付き、それが科学の裾野を広げようとしていたボランティアの人達の利害とも一致したためにどんどんブームになって行きました。知り合いの芸人さんが職を奪われたとこぼしていました。 TVに出ているタレントさんは一握りで、営業は大切な収入源です。ボランティアというと人を助けるイメージしかありませんが、一方では他人を苦しめていることもあるのです。


 ソドンヨの中でのお話
 長薯を魚介類のおまけにして鮮度が落ちる前に売りさばいたことを喜んだ商団主(新羅の公主:姫)に、ソドンは「何度もそんなことをすれば長薯を作っている農民はイモが売れなくなって生活が立ち行かなくなるので、もうしてはいけない」と言います。これもデフレスパイラルの象徴のようなエピソードです。


 プロダクションも指を咥えて見ている筈が無く、その後、芸人さん達やTV番組で科学実験をする方向へと向いて行きました。それは裾野が広がるということでは効果的でよい面もあったのですが、ショーアップされたビジュアルな面白さが強調されて、じっくりと考えたり、地道な観察を続けたりすることがなおざりになって来たような感じを拭えません。そして過剰な供給を消化するため、苦肉の策の雛段番組ばかり観なければいけなくなった現在があると、私には思えます。
 万人の利益になることなどはないのでしょうが、流行に乗ってボランティアをするようなことは無いように、本当に他人のために役立つことをと願っているのであれば、ソドンのように物事を深く考えて行動できるようにならなければいけませんね・・・。

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