日本語wikiHowを考える

 wikiHowの日本語版がなかなか出来ない理由を考えました。
まず、日本は外国のものをアレンジして独自の文化にするのが得意です。意識してしているわけではなく自然に身につけているものだと思いますが、アレンジの仕方が独特です。日本は、鎖国令でポルトガルからの来航を禁止したのは1639年。ペリーの来航が1854年。その二百数十年の間に現在にも尾を引く独特の文化や思考を身につけて行ったように思います。言いかえれば基本的なアイディアさえ手に入れれば、その発展形は必要とせず、独自に工夫するのが得意ということです。プロセスにおいて他の発展形を参照せずに来たので、交流のある世界から観れば特異なものが出来上がるのだと思います。その長年の文化の中で一般の人達においても自分なりのコツやワザが備わっていて、誰もが「How to」に事欠かない状態だと思います。裏技を披露するTV番組などがネタ切れせず、長期に渡って、いくつも類似企画が作られ人気を得て来たことも、その裏付けではないかと思います。
 「How to」を知るために、日本にはwikiHowは必要としないのかもしれません。しかし、発信すること、編集することには大きな意義があります。その過程において、相手の考え方・自分の考え方を対照させ異なる点に気付いたり理解したりする機会になるからです。そのことを私は2009年の一年間に痛感しました。
数え切れないほど多くのハウツーのサイトやハウツーを発信するブログ。でも英語圏からはほとんど見えません。残念ながら英語で伝えなければ世界には行き渡りません。世界で日本を理解してもらうためにはこちらから積極的に外に出て行かなければいけないのが現実です。日本のアニメ文化などサブカルチャーが世界で流行出来たのはビジュアルという共通言語で発信されたからだと思います。
私は英語が苦手です。でもwikiHowのJackさんがTwitterでこう伝えました。
Creative @wikiHow author @yuhmin tells a story visually with a straw named Jack which came from Eric 
 http://kitchenplasticarts.blogspot.com/2010/01/straw-man.html from web

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