ブリキの金魚・・・


 梅雨とは思えないお天気が続いています。
季節によって作りたい作品が変わって行きます。
金魚はその典型的な作品で、夏を感じると条件反射のように作り始めます。
 写真は少し細めの5㎜径のストローで作りました。3㎜の動眼とものさしで大きさがわかるでしょう。ルーペを使ってで接写の接写です。
これまで無地の赤や黒のストローで作っていたのですが、始めてライン入りのストローで作ってみました。出来上がったら背中のウロコが染め抜いた鯉のぼりの様でもあり、ブリキの金魚のイメージにも似て、意外にも効果的で嬉しくなりました。
これ以上小さな動眼はなかなか手に入りませんが、アンバランスな大きさが漫画っぽい雰囲気を出していてかわいいと思います。ストローのポニョです。

 金魚を作ったら、モビールのように数匹を吊るすのもいいのですが、やっぱり水の中で泳がしてみたくなります。その時の秘訣を一つ・・・

 動眼は、見るとどのようにして作られたか想像出来ますが、その裏は製造工程で使われた薄い紙の繊維がまだ残っています。水にさえ入れなければ、そのまま接着剤で貼りつけても問題はありませんが、水中に入れるとなると、その紙がふやけて目玉が取れてしまいます。最初の頃それがわからず、翌日見ると水面に目玉がプカプカ浮いていることがしょっちゅうありました。
接着剤が合っていないのでは?とも思いましたが、よく観察するとその原因が解りました。
付ける前に水に浸け動眼の裏の紙の繊維を削ぎ取っておくとそんなことは起きなくなりました。去年の夏作って冬の間も寒そうに置いてあったグラスの中の金魚は今も元気にびっくりしたような目で泳ぎ続けています。

 これはケータイ金魚鉢。
ほんとに携帯電話のストラップにつけてチャームに出来るくらいの大きさです。





数年前の金魚


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