高速W回転浮沈子が生まれるまで[6]
Birth story of "Spin rocket Cartesian diver



 2番目の「ステキにする」課題に行く前に、別の課題が出来てしまいました。
それは・・・
  • 回転をよく判る(見える)ようにすること
  • 「なぜ回転してるんですか?」と訊かれるので、どうやって説明するかということ
 「回転」するオモチャにはコマがあります。科学工作ではベンハムのコマもよく知られています。
それで、水中に入れても大丈夫なメタリックテープを貼ってみました。寸胴の部分なら殆ど剥がれることもなく、高速で回転するので色が混じり合ってキレイです。回転を良く見えるようにするのは、ちょっとステキにもしてくれたようです。


 原理やしくみの説明はなかなか難しいですね。
 一般的な浮沈子では手でボトルを強く握って圧力を中に伝わらせて、空気の収縮と膨張を見せて浮力失ったり得たりすることを視覚化して説明します。
 では回転することは・・・?
スプリンクラーは空気中に水が出るので見えますが、水中で水の動きを見せるにはどうしたらいいのでしょうか?穴の付近に凧のしっぽのように、赤い糸を付けてみたりもしました。確かに排水時に動きましたが、圧力をかけた時に吸い込んでしまってうまく出て来なかったりしました。
でも、こんなに吸水時に力があるなら、それを視覚化できれば、排水は想像してもらえるかも・・・と思って、ドロップ型の浮沈子(の一種のジュエル・スピン)に使ったグラスビースを入れてみました。砂のように動きましたが、どうも水流が弱められてしまうようでした。
そこで軽いプラスチックのパールを入れてみたのです。面白いように中で回ってくれました。このパールの色も色々試すと金色が一番判りやすいようです。
(動画があまり上手に録れていなくてすみません。そのうちにいいのが録れたらUPします)



 こうして、日本でしか生まれることはなかっただろう「高速W回転浮沈子」が完成したのです。
まだ・・・

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