Inconvenience gives Liberty
不自由なストローアート
ストローアンドロイド 天使 |
Resolved easily disabled can not be the force of their own.
今オンラインのフォーラムで「電気に頼らない知恵」をみんなで集めています。
住環境が違うので、昔の知恵がそのまま活かせるとは限りませんが、便利さに忘れてしまっていることもあるでしょうし、現代風にアレンジできるものもあるかもしれませんし・・・とにかく想いついたことを口にしてみるというようなものです。
使い古されたアイディアも、別の視点があったり、追加のヒントがあったり、どうせSNSをするなら、という井戸端会議です。
それで想いうかべるのが、「高校生科学オリンピックの青春」という本の中にある「ゴミ捨て場の天才」という少年の話です。暖房の無い家で喘息の妹のために考え出したものは・・・
不自由は自由のためにあるということを再認識させられます。
ストローアートでも同じことが言えます。台湾で吸管工芸を知ってから2年近くの間「1本で一つの作品」を課して創作をしていました。正方形の紙1枚を基本とする折り紙に倣って、少しでも近づきたいと思ったからです。おかげで独自の工夫が生まれ、自分らしい(自分の目で観察し表現する)感性の作品が生まれました。このことは、身近な材料で工夫する科学工作や、プライオリティーを辿る時に様々なプロセスを知ることが出来た―科学教育活動をさせて戴いたおかげだと思います。最近は少し自由にしていますが、それでも「造形工程に接着剤は使わない」ことは続けています。
今は、あらゆるところで安易で便利な方法を選びがちです。もしかしたら、もっとなにか頼らず自分の力で解決する良い方法やモノがあるのを見過ごしてしまっているのかもしれません。自分の生活、自分の仕事の上で、もう一度死角を覗いてみたいと思います。