プラスチック Plastic 塑料 플라스틱 ・・・ 2


ある取材を受けて遣り取りしているうちに気付いたのですが・・・

我が子の家庭学習にと始めたNIE (Newspaper in Education)
なぜNIEを始めたかというと、子どもが一人しかいない私にとって
親としてもPTAとしても、何かする毎に全てが新米。
その私が、娘が3年生の時から広報委員をすることになりました。
経験豊富なベテランお母さんと違ってわからないことだらけです。
でも写真を撮ることは好きだったので、カメラマン中心にさせて戴いて一生懸命でした。
結局4年間広報委員を続け、色んなことを取材したり調べるのがクセになりました。

当時は、毎年夏休みには丹後半島へキャンプに出掛けていました。
宿題のために行くのではありませんが、何かいい課題が見つかることは期待しています。
ある年、そこで採集してしまったものは、貝殻ではなく流れ着いたプラスチックのパッケージ類でした。
最初からそんなことを思っていたわけではありません。
当時はまだそれほど環境保全の意識なんて持っていませんでした。
よく見ると見慣れない文字の容器も混じっています。ハングルでした。
まだ韓流ブームが来る前のことで、インターネットもなかったので、
図書館で韓和辞典を借りて調べました。
デザインで想像はつきますが、洗剤や調味料のパッケージだと断定できました。
ハングルというと北なのか南なのか、どうして打ち寄せられたのか・・・疑問だらけ。
漁師さんには、「沖を航行する船から投棄されたのではないか?」というお話を聞いていました。
でも、潮流も調べ、バーコード(国名)も調べ、自分たちなりに仮説は立ててみました。
結論なんて出せませんでしたが、色んなことを調べて貴重な体験になったことは確かでした。

 
最後にキャンプした年はロシアのタンカーが1月に座礁した年ですが、
岸壁の岩には随分高い位置に黒いオイルの汚れがライン状に残っていて、
夏の穏やかな海しか知らない私達も、荒れる冬の日本海が想像できました。
私だけでなく日本の人達は海から様々なことを学んでいるのだと思います。

今考えてみると、環境保全意識の芽生えであり
プラスチック・デイリーアートの伏線でもあるんだろうと思います。

How to Help Prevent Damage to Our Oceans

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