日本の小学校と韓国の小学校
韓国では、九老と言う下町の公立の小学校を知人である新任の先生に見学させてもらいました。連絡の行き違いで校長先生の許可を得ていなかったので授業は参観出来なかったのですが、学年の職員室で授業前の先生方と少しお話させて戴いたり、いろいろな教室などを見て歩きました。
とても大きな学校で、最近は児童数が少なく空き教室も多く、多目的に利用されているようです。講堂や運動場などの配置はプールが無いだけで日本の小学校と変わらず、私にとっては懐かしい感じがしました。ただIT先進国だけあって、職員室はオフィスのように囲いのあるデスクにPCがそれぞれ備え付けてあって、上司などとの連絡も校内LANでされていることに驚きました。
授業を参観出来なかったことを申し訳なさそうに思われたようですが、私にはそういう対応自体が興味深いことです。その先生が日本に留学中、私が地元の小学校のイベントでボランティアでストローアートのワークショップをすることになり、見学を兼ね補助をして貰った時に、「日本の校長先生は親しみやすいですね」と驚いていたことを思い出しました。エプロンをして炊き出しをされていたのでビックリしたらしいのです。PTAの方達も茶道教室や屋台などに彼を連れてって下さって、良い体験をさせてあげられたことに感謝しています。私も、授業の参観や給食は見ることが出来ませんでしたが、始業前の忙しい時に理科の先生が各学年の教科書を集めて持って来て下さるなど、帰国後にも楽しめるお土産を戴きました。
低学年・中学年・高学年で体裁が変わるようです。