Jan 1, 2010

不離切直一本 ストロー「寅」



 「明けましておめでとうございます」
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 折り紙に、一枚の正方形を切らずに一つの作品を折ることに限定した「不切正方形一枚折り」と呼ぶ折り方があります。条件をつけて折り紙以外のペーパークラフトとは分ける考え方です。
外国では「ストロイガミ」と称されることもあるストローアートも、折り紙に倣って「不離切一本」というルールを私自身に課しました。それは、ストローアートを始めた時に作ったエビを解くと、全て繋がっていてわれながらとても感心したからです。
自由に切り貼りしたら、何でも出来る工作のような気がしたのです。その不自由なルールは手の中にあるものだけで何とかしようという工夫と創造を生むように感じました。
その後、組作品や視点の違う自由な作品も作るようになっていますが、折りに触れ原点を思い出しながら作品に取り組んでいます。
ストローは折り紙と違って細長い筒なのですが、「蛇腹」という、作品に取っても都合のよい機能が備わっていて、これまでそれを最大限に活用しようとしてきました。しかし、これまで私は「蛇腹」に頼り、囚われていたことに気付き、昨年の夏からストレート(蛇腹の無い)ストローを使った作品に取り組んでいました。

折り紙風に言えば「不離切曲一本」と「不離切直一本」ですね。
それで出来たのが「連バッタ一群」で、葉とバッタ>二艘バッタ>2ペア(4頭)>6頭でした。しかし連バッタは棕櫚細工のアレンジなので、もっとオリジナルが作りたいと動物にも挑戦してこのトラを作りました。
  十二支全て揃えばいいのですが、一昨年末は納得いくものが出来ず「丑」はパス。今年は娘の干支でもあるので何としてもと頑張って秋に出来上がりました。
デザインは「張り子の虎」がイメージです。


猫のことわざ・故事成語
http://nekojiten.com/kotowaza/tora/hariko.html
 弱いくせに虚勢を張る人や「ふんふん」と頭を振る(空返事?)する人の喩えがあるんですね。
悪い意味にもかかわらず干支のイラストによく張り子の虎が描かれますが、干支の字が「寅」だからこそなのでしょうね。この字には「大きい」とか「敬う」の意味があるそうですよ。

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