素材調達




 子どもと一緒に科学工作教室に関わるようになってから身近な素材で作ることを心がける習慣がついたように思います。とくに科学工作は作ったその場だけで終わらせず、自分で工夫して改良してみたりという興味の継続が大切だと考えているからです。
オンラインで教室の準備を進めていると、ちょっとした思い込みで使えない材料が用意されていたこともあって、はじめてそういう事態になった時はとても焦りました。周囲の協力もあって何とかそれを乗り切ると、それはそれで、私自身も現地の方にも良い勉強になったと思えます。台湾や韓国という外国は勿論ですが、国内でも、うちの近所でさえ、どこでも同じように材料が揃うとは限りません。それは文科省のel-NETの全国放送の生番組で工作テーマをする時に制作側と一緒にいろいろ材料を検討し合ったことで、更にその感を強くしました。
ストローアートというのは、基本的にはストロー1本とはさみがあれば造形できるので、地域を選ばないところがいいクラフトだと思います。PETボトルも色形は様々ありますが、世界中で入手できるものだと思います。
そういうメインの材料とコラボする副資材は地産地消で調達すると、そこにまた新たな工夫が生まれる可能性があるのだと思います。


 ところで写真は台湾・高雄のダイソーです。
数年前に夜市の際にあった100円ショップは駄菓子屋さんのような安っぽい感じの店舗でしたが、今はぜんぜん違います。
39台湾ドルは今は円高なので108円。この写真の時は140円くらいだったかと思いますが、日本の商品は質が良いと多くのお客さんでにぎわっていました。材料調達も楽になって助かったわけですが、2001年に行った時のように、必死で街中を探し歩いたあの醍醐味はなくなりました。便利さと○○は両立が難しいですね・・・。



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