ラップ

 今ラップを使わない家庭はあるのでしょうか?いつ頃から使いだしたのか・・・たぶん電子レンジと一緒に普及して行ったのだと思います。箱の表示をご覧になったことはありますか?一応これもプラスチックの仲間です。そうそう先日書いたPVC(ポリ塩化ビニル)が一般的で、ゴジラやアヒルちゃんのおもちゃとも同じ仲間です。
 そのラップフィルムが家庭で食品に使われるようになったお話を今朝のラジオで聴きましたので、覚書に書いておきます。
 昔はラップの代名詞だった「サランラップ」。これは商品名ですが、商品名が代名詞になっているものは一時代独占的市場にあった証拠と言えるかもしれません。他にはスキューバダイビング=アクアラング、クレパス、カップヌードル・・・など思い浮かびます。ビニール袋も別の意味でそうでしたね。最近のポリ袋も年配の人はついつい「ビニール袋」と言ってしまうことがあるようです。私はちょっとプラスチックに拘る活動をしているので、ただのプラスチック袋一つとっても変遷があって、「ビニール袋」→「ビニル袋」(音を伸ばさない)→「ポリ袋」となりました。
 話を元に戻しますと、このラップフィルムは元は弾薬が湿気るのを防ぐためという軍事的な用途で開発されました。開発に当たった二人の技術者は、ある時お互いの家族と一緒にピクニックに出掛けました。その時に奥さんがレタスをそのフィルムでラッピングしてランチバスケットに入れて持ってきたところ、萎れず瑞々しさを保っていたことがきっかけとなって、その後食品に使われるようになったそうです。軍事用途が少なくなって来たことで、ご主人の技術者達もアイディアを模索中だったようで、「これだ!」と思ったのでしょうね。
その二人の奥さんの名前が「サラン」と「アン」だったから、商品をサランラップと名付けたのだそうです。
ラップの変わった利用法
 ある学生が「お皿を洗いたくない」と言うので、ラップをお皿に掛けてから食べ物を置いたらと薦めました。この不精な方法も、キャンプや断水時には堂々と役立ちます。

 ラップの芯はストローフィギュアを送ったりするのに頑丈でいいので、うちでは捨てずに取っておきます。
前に名古屋の方のお役所の知り合いにストローを黒いゴミ袋で包装して送ったら、周囲に危険物みたいに「不気味がられた」と苦笑されたので、予め断ってから送った方がよさそうです。

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