キッチン→料理の「理」とは
キッチンアートなのだから「料理」とも深いつながりがあります。私が調理師であることもそうですが、今は成人した娘が子どもの頃は、親子で理科教育のボランティアをしていました。そう、理科の「理」がついているのが気になります。「理」をWeb辞書で調べると、道理(もっともなこと)、理由、理論(理屈)、礼儀に適っている。などをいうとあります。なるほど、料理も理科も「理」はぴったりです。
今は絶版してしまった私の最初の著書「キッチンから生まれたプラスチックの宝もの」は、手芸誌ではあるのですが、一般的な手芸の本は、作り方をプロセスで紹介しています。でも、そこに「なぜそうするのか」「なぜそうなるのか」ということは殆ど書かれていません。2003年当時この本が珍しかったところは、物性や原理などを解説したところだと言われました。「サイエンスクラフト」などとも呼ばれていましたが、その後娘の成長と共に子離れしなくてはいけなくなって、調理師には戻りませんでしたが、「キッチンアート」ということで、原点に戻ったような気がします。 そして、キッチンアートにはなりましたが、「理」は忘れないで続けて行きたいと思います。
ところで、私のもう一つの著書「親子で作るストロー細工どうぶつたち」ですが、こちらはMOOK本ということで元々際物扱いだったので先に絶版しました。マイナーではあるのですが人気があったので売り切れて絶版になったので、ユーズドでも品切れ状態だったのですが、久し振りにamazonを覗いてみたら、なんと24倍の値段で売りに出ていたので驚きです。著者本人は、あってもそんなこと出来ませんし、実際手元には記念的資料的に数冊あるだけなので、欲しいと思って下さる方には大変申し訳ない想いです。
どうしても見たいと思われる方は、まずお近くの図書館の蔵書にないか調べてみて下さい。
私も大阪市の図書カードを持っていて、読みたい本がある時は、まずネットで大阪市中の蔵書を調べます。そして予約を入れておくと、家の近くの図書館に届いたとメールで連絡があり、受け取りに行きます。その後は普通の手続きで最低2週間借りて読むことが出来ます。返却も地元の図書館でOKです。
また次の新刊が出せるようにガンバリマス。
参考: