Jul 22, 2014

[12]To egg drop competitions
エッグドロップ コンペ開催まで 12

公平の意味

 エッグドロップのルールも、対象とする人によって変ってくると思いますが、
小さな子供からお年寄りまで、区民の幅広い層に楽しんで貰うために、
競技化された「エッグドロップ甲子園」とは違うルールに拘りました。

高校生が限られた材料の中で英知を搾ることは競技としては面白いと思います。
なにより私自身が、自分にストロー1本で造形することを強いていた時期もありましたから、
不自由な中で工夫することの意味はよく解っているつもりです。

でも、私にはそれまでに、科学工作レシピの取材>編集や考案をして、
身近な素材で作ることに親しんで来た(慣れている)のです。

青空文庫 読書尚友のスクリーンショットより
エッグドロップも、幅広い年齢層を対象とする場合は、
自分の使いこなせる素材を選べることが公平だと思います。
最初に難しいと思われては、せっかくの機会を奪ってしまうことになるかもしれないからなのです。
これもまたストローアートを初めて知った人から
「作ってみたい」と「不器用だから無理」というほぼどちらかの言葉を、ずっと聞いてきたからなのです。


私は自分が片方の耳が聴こえないこともありますし、娘がEBVで1年半闘病したこともありますし、

病気や障害を持つお子さんのことが気に掛かります。
科学教育に関わるきっかけになったのもそんな事情が大きく影響しています。

公平とは様々な人の立場を思いやることだと思います。








陶磁器の緩衝包装技術の考察 (pdf)
 現代の包装設計では、商品特性と輸送環境を考慮して材料の選定を行い、
 設計条件(製品の許容加速度、重心位置など)を基に緩衝設計を行っています・・・

と書かれています。
それを子どもに当て嵌めてみると、
 割れやすい卵を、
 4階から駐車場(GL 2階)に落とすことを考えて材料を選び、
 いろんな状況を想像して考えて作る
ということになり、ものづくりのイベントでは、材料が選べる自由は大切なことだ
と、私は考えています。

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Jul 20, 2014

Don't let it get to Japan (? ;))
日本は損をしないように!

 昨日Facebookのニュースフィードで下記のサイトが出てきたので驚きました。
プラスチック関係の会合で知り合った女性のタイムラインにシェアしてあったのです。
彼女はプラスチックの情報を色々流してくれるので、私はよくポストを観ています。
まさか私のハウツー記事が元だとは思っていなかったので、彼女も驚いていました。

 このクラフトの経緯は以前ポストしているので見てください。

 下の二つの違いがわかりますか?
パーセンテージのすごい増加に二度驚かされました。
 今ではwikiHowの元記事も、スペイン語・ポルトガル語・ドイツ語・イタリア語・ロシア語・中国語・フランス語に翻訳されています。
日本語に翻訳されていないのが残念に思います。
手と記憶を結びつけた外国語の学習に利用できますね。(笑)



JUL,20 2014
Jul, 19 2014 
追記
 2000年12月のクリスマスがこのクラフトの初出でした。

その時は、まだコークボトルではなかったですね。
http://www.geocities.jp/itconsenkids/craft/xmas/1-zen.html





Jul 19, 2014

[11]To egg drop competitions
エッグドロップ コンペ開催まで 11

輸送の歴史は緩衝材の変遷でもあります。


 昔の人はどうやって割れないように荷造りしたのでしょう。
エッグドロップのことを気にしていると、それまで気付かなかったことが目につきます。
よく言われる「ストローアートを知ってからストローが気になって…」というのと同じで、
無意識のうちにアンテナが伸びているのでしょうね。
テレビをぼーっと観ていたら、引っ越し専用の食器ボックスを実験して紹介していました。
 
テレビ画面をスマホでメモしたもの
http://www.the0123.com/case/ekoraku/

  「文楽とチベット」 がエッグドロップと関係なんてある?
それが、あるんです。
知り合いのお医者さんに教えて戴いたのですが、
文楽人形の日本髪を結う時にチベットのヤクの毛を使っていたのだそうです。
何故かというと、中国から輸出される陶磁器の梱包のクッション材として使われていたそうで、
それを「毛たぼ」に利用して人形の髪を結っていたのです。






陶磁器の緩衝包装技術の考察 
 現代の包装設計では、商品特性と輸送環境を考慮して材料の選定を行い、
 設計条件(製品の許容加速度、重心位置など)を基に緩衝設計を行っています・・・




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Jul 18, 2014

[10]To egg drop competitions
エッグドロップ コンペ開催まで 10

エッグドロップは日常生活にも役立ちます。

 最近、良くも悪くもリケジョなどと注目されていますが、
まだまだ「化学」「物理」と聞いただけでも拒否反応が起きる人もいそうです。
私は、数式は苦手ですが、ものづくりを通して物理は楽しいと思えるようになりました。
人は実用性が感じられないと、なかなか楽しさを感じることが出来ません。
ケアマークがスタンプされた梱包

 昨年、製箱会社とイベント出展をご一緒させて戴いたおかげで、輸送・流通は生活に大切なことを今更ながら実感しました。

優れた製品も、必要なところに届かなくては意味がありません。
製品を梱包する技術も優れていなければいけないことは当然のことなのに、普段あまり意識していないことに気付きました。

引っ越しや、宅急便でわれもの送る時に身近に感じます。
私も、東京にはいつもアニメの造形物を送らなければいけませんし、台湾や韓国の講習や展示にも送ったことがあって、無事に届いたことがわかるまではとても心配です。

卵も投下することから無事着地させることの方に視点を置いて、エッグランディング」という呼び方がいいねと話し合ったこともあります。
エコだけでなく、こんな視点でものを大切にする気持ち―作り出されたものへの愛情はものづくりへの大切な気持ちなのだと思いました。


 
 

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Jul 17, 2014

[9]To egg drop competitions
エッグドロップ コンペ開催まで 9



 プロテクターの材料について

 本当は重さと大きさの制限と「安全」だけで、自由な素材を選ばせてあげたいと思っていました。
しかし、作る場所と時間の制約と、会場参加の他に、持込み参加者も募集するので、
出来るだけ同じような条件でチャレンジ出来るように3つの素材を選びました。

画用紙  図工の代表的な平面素材
 中・高校生であれば、平面の紙から展開図を思い浮かべ立体にすることも出来ますが、
小学校低学年には、まだ幾何や体積の概念がないのでなかなか難しいと思います。

ストロー  中空のスティック状素材
 長さを感じられる素材としてスティック状のストローを加えました。
プツプツと粒状に切ることも出来ますし、裂いてリボン状にすることも出来ます。

ポリ袋   平面にも立体にも自由に変形できる素材
 ポリ袋は、パラシュートにも、密封して風船のようにも、くしゃくしゃに丸めてクッションにも
自由度のある素材です。

他に使うものは、セロファンテープのり、そして道具はハサミです。

 完成プロテクターの重さを100gに設定したので、軽い材料を選びました。
ちなみに、ストローは100本でも100gに満たない重さです。
 このように個性のある素材を使えるようになりましたので、
「どなたでもOK」という参加者の年齢に合わせて試行錯誤出来る幅が広がりました。
個人・グループを問いません。


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 ところで、このプロテクターは制作製作 どちらのものづくりなのでしょうか?
文化庁「ことばに関する問答集」の記述がネットに紹介されていました。

「製は造」とされ、「こしらえる」という意味を持っている。「製鉄」「製薬」など。製作も同様の意味。
「制は正」とされ、「整える」という意味を持っている。「制定」「制御」「制度」「法制」など。
したがって、「制作」は「新たに定める」「自分の思うとおりに作り上げる」という意味になる。
これらから「製作・・主として実用的な物品の場合」「制作・・主として美術的な作品の場合」と分けることができる。
しかし、それぞれの分野に慣習的な用い方もあるため、、簡単には割り切れないのが実情である。


 製造の前段階には、試行錯誤があり、製品が進歩して行くのだと思っています。

自分の頭の中のアイデアを形にするプロテクターも、
例えるなら「卒業制作」のように「自分の思うとおりに作り上げる」がピッタリだと思います。
だから、私はエッグドロップは制作だと考えています。


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