高速W回転浮沈子が生まれるまで[7]
Birth story of "Spin rocket Cartesian diver

左は12mmのビー玉に合ったタレビン
お弁当に入っていた時はとりあえずとっておきます。

 「高速W回転浮沈子」の起点を誕生というところに合わせると、今まではエピソードゼロになるのでしょうか。ここからはその後のことです。ストローアートと同じで、日本だけでなく海外まで、私の手から離れて、顔も知らない人が織りなすエピソード・・・。それはもう私の知るところではなくなってしまいました。あるイベントで、私に、『それ知ってる。先生が教えてくれたもん』と自慢する子に出会いました。「それ私が考案したのよ」とは言いませんでした。実際、そんな一言で言ってはいけない多くの人のアイディアが小さな一つの浮沈子にも関わっているのですから・・・。それが、こうやってポピュラーなものになって行くんだな・・・と思いました。


 そんな中でも、アイディアの共有の価値を知っている人は実践報告をして下さることもあります。
 ストローとビスは大抵入手可能ですが、タレビンはサイズの規格が様々で、直径17mmのビー玉より小さめの内径のものはなかなか見つからない場合もあるようです。
科学工作は身近にあるものを使うのが原則。それで材料のカスタマイズが必要です。
 メーリングリストで交流のあった愛知県の先生は太いストローをみつけて再現されました。
ビー玉も色んなサイズがあるので、探せばフィットするものがみつかります。
ビスと違うところは、押し込む方向を選ばないことです。タレビンのように、すこし難しい底の切り取り工程も無くて済みます。
※エッジがビー玉を抱え込むようになっていなくて、ストンと落ちそうで心配な場合は・・・
   1.まわしのように装飾テープを貼る
   2.底だけを熱湯に浸して、ビー玉にフィットさせる
 などの工夫も考えられます。


ITCキッズページ 「アレンジ!高速W回転浮沈子」
http://www.geocities.jp/itconsenkids/itc-kids/recipe/ogata/hs-diver.html


[6] < つづく > []


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