Jan 10, 2012

ストローエビ考
Thoughts on my "Straw's shrimp"

 以前の記事に「ストローエビの進化」について書きましたが、その背景について少しお話したいと思います。
略歴にあるように、私は10年ほど前は科学の楽しさを多くの子ども達に伝える活動をしていました。なぜそのような活動をしていたかはまた別の機会に書きたいと思いますが、活動では、大きく分けて3つのことに取り組んでいました。

  • 家庭でも科学の楽しさを体験して貰えるように Web(ホームページ)コンテンツ制作
  • 楽しい科学工作の開発
  • 生の子ども達の声を体感すること
 これらはそれぞれ密接に関連していることですが、当初は編集者として先生方に執筆を依頼して、それをWeb化するだけのつもりで始めたのですが、なかなかお忙しい先生方に執筆戴くことが大変だとわかって、自分が執筆者として科学レシピを体験取材するようになって行きました。
そんな過程で、科学のプロではない視点でのアイディア工作を幾つか想い付いたことが、それまでのデザインや絵や造形という子どもの頃から養われた感性と結びついて現在のアート活動に移行して来たのでしょう。
 そのような流れの中で、私には普通のアーティストとは違う少し変わった視点が存在します。それは「アーティスティック」とユニバーサリティー」という2つの視点です。


ユニバーサリティーとは何か
 アートというのは自分の感性を表現するもので、他人がその作品を作れるかどうかは考える必要は無いものです。
でも「ストローエビ」は、折り紙の鶴に当たると言いましたように、誰もが作れることを考えて出来るだけプロセス(手数)をシンプルに様式化したデザインにするため2年近くかけて現在の形が出来上がりました。
具体的に脚の切り方で言うと・・・
後からもう一度鋏を入れて脚先を尖らせる。


一太刀で一本の脚を切って行く。

 このように、手順をシンプルにしたのが、折り紙の鶴に当たる基本の「ストローエビ」なのです。
これは尾びれや触角(ヒゲ)、折り方にも見て戴くことが出来ます。そんな工夫の副産物が私独自の造形でもあり、多くの人に伝わって親しんで戴けるようになった要因ではないかと思います。


 科学教育活動でお世話になった先生に
「あなたが出来ても、子どもに難しくないか、よく考えてレシピを書きなさい」
と、よく言われました。それが身に染みついているのでしょうね。

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