ペットボトルのキャップ 2

 ペットボトルのキャップはどのようにしてリサイクルされるのでしょうか?
2004年に国内で一番早く一環したリサイクルシステムを導入した工場を見学させてもらいました。
一環というのは、ペットボトル→食品パックまでを一つの工場でということです。中間製品で別の会社(工場)に運搬すると、そこでまた余分なエネルギーが消費されます。一環システムの重要性がわかります。

 現在はリサイクル意識が高まって、キャップを外したり、ボトルを洗浄したり減容(押しつぶす)して資源ゴミとして分別してだすことが浸透してきています。衛生面・安全面から飲み残しを軽くすすいでキャップを外して出すことは理に適っていると思います。(残留液体が密封ボトル内で発酵しガスが充満した破裂事故が報告されています)
また、ゴミ収集車が、空気を運ぶ(嵩高い)のは勿体無いので、押しつぶすことも良いことだと思います。

収集車が回収したゴミはプレスして工場に運び込まれます。

工場で解体して、大まかな分別をした後、ボトル本体もキャップも一緒に粉砕され洗浄されます。
ただ粉砕しただけで混じり合っています。

 本体PETとキャップPPのプラスチックの物性の違いを利用して、
  (水の中で浮くか沈むか)比重でそれぞれに選り分けます。
キャップPPとPETの欠片に別れました。

脱水>乾燥して、ペレット(中間製品)にします。(ペレットはパッケージなどの原料です)
これはPETのペレットです。

 見学した時は、私は「PETボトルが卵パックにリサイクルされるまで」に興味が向いていたのですが、今回キャップPPということで見直してみました。
こんなフォーラムがあります。私は行けそうにないのですが、興味津々です。 
「環境リテラシーを考える」
http://www.meijo-u.ac.jp/cms_data/10/5-6/1006081289.pdf

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