その後の台湾「吸管造型」

 ブログを始めてから、すこし歴女をしていましたが、シャチや棕櫚細工など"もの"が所を変えて個性的に進化して行くことを、あらためて興味深く感じています。私も吸管造型工芸を日本に連れて帰って、今育てている最中なのですね・・・。
 昔は旅をしたら、その土地でしか売っていないお土産の細工物があって、その小さな"もの"だけでも独特な雰囲気が感じられたものでしたが、今はどこでも同じようなマスコットを目にします。
今のビジュアルなITの時代の伏線はTVメディアだと思いますが、そのおかげで、大阪弁はメジャーですし、どこの方言を聴いても違和感はありません。良いことではあるのですが、デコボコした個性がなめされつるんとしたようで少しつまらなくなったようにも感じます。


 このところ台湾からよくホームページを訪問して下さっているようなので、私も久し振りに台湾サイトのストローアートの様子を見てみました。
吸管變身美麗風信子 (ストローが美しいヒアシンスに変身)
http://tw.nextmedia.com/subapple/article/art_id/32455095/IssueID/20100422/sec_id/19
「巧藝環保DIY」吸管變身海馬 (「エコ・アート 」 ストローがタツノオトシゴに)
http://tw.tzuchi.org/community/index.php?option=com_content&view=article&id=2075:8785EB815C31947B48257708005C351A&catid=164:2010-01-22-03-41-46&Itemid=197
可愛的小蝦(自動翻訳:スィートエビ・・・ってことは甘エビ??)
http://taichungmp.cpami.gov.tw/news/news11/news11.htm


 ヒアシンスの作り方を初めて見ました。 
 ハンドルスティックが付いているのが台湾の特徴です。私は蛇踊り(龍?踊り)が思い浮かぶのですが、いかにも中華的な雰囲気がします。感性の違いが楽しいと思いました。その違う感性が、ある時なにかのきっかけで、とても惹かれる時があるのも体験しました。
タツノオトシゴは随分前から知っていましたが、たった一度か二度しか作ってみたことがありません。私の立ち入れない感性です。
ところが海豚(イルカ)は、シーバス(釣られ魚)などを作るようになってから回帰して作ってみたくなり、私の味付けをしてシャチになりました。ものづくりは、この熟成(オリジナルの発酵)期間が必要で、未知の出来上がりが楽しいと思いました。


 台湾らしさ・日本らしさが無くならないように・・・と思います。
(写真の海馬は高雄の環保工芸指導者から戴いた作品です)




 


 

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