高速W回転浮沈子が生まれるまで[5]
Birth story of "Spin rocket Cartesian diver"

 まずお魚型タレビンを回転させようとしました。
スプリンクラーのように回転する仕組みなので、左右の距離はあるのでいいだろうと思ったのですが、推進力に対して抵抗が大きすぎて失敗でした。速く回転させる力=空気が沢山ある方がいいのです。(やっぱりソース型かな・・・)
 そんな時、ITCキッズのサーバーのある中部大の研究室にあるソース型タレビンの底を※に切ってビー玉を押し込んでオモリにした浮沈子を見せて戴きました。もちろんこれは回転しません。それに、わたし的にカワイイとかキレイとか言えるものではありませんでした。


 この時点での2つの課題は

  1. どうやってスプリンクラーのように水流を作るか
  2. どうやってステキにするか
 2番は大抵あまり拘らないようですが、私にとっては大切なポイントです。
これまでのことを振り返るのは、モノづくりでは大切で、それは歴史的という意味でも、自分の作って来たものということでも言えることです。
 そこで、スティックタイプの浮沈子にビスを無理やりねじ込んだ時のことを想いうかべました。ビスを熱湯で温めて、少し細いストローにセットしたのです。それと同じようにダメ元でやってみよう・・・と、ビー玉の直径より小さな内径のタレビンに無理やり押し込むという暴挙に出ました。
それが、なんと成功!タレビンは鉄やガラスではなく柔軟なプラスチックなのですから驚くことではないんですけどね。笑
水流を作り出す穴の位置は、これまでの経験で要領を得ています。
 これで、1の課題がクリアできました。






 このタレビンですが、海外にはあまり見ることが出来ないものです。日本に住んでいて良かった!と思います。
2005年秋のことでした。
http://g3400.nep.chubu.ac.jp/onsenkids/itc-kids/recipe/hwr/wr-diver.html


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