Jun 11, 2012

高速W回転浮沈子が生まれるまで[1]
Birth story of "Spin rocket Cartesian diver"

 私が浮沈子を初めて知ったのは、娘が小学校5・6年生の1年半の闘病中に「青少年のための科学の祭典」京都大会に連れて行ったことがきっかけで、娘と一緒に科学教育ボランティアの活動を始めたからでした。おかげで高校生の頃の娘は、科学教育だけでなく、『普通の高校生の2・3人分忙しい』というほどいろんな活動をしていました。


ITCキッズ (C)海老崎功
 そんな私たちが最初に出会った浮沈子は、醤油差し(お弁当などのタレビン)の口に、蓋の代わりにナットをねじ込んだものでした。これは、科学工作をする人の間では知らない人がいない有名なものです。ただ上下するだけのものですが、タレビンとナットという、国内であればどこでも誰でも入手できる材料で考えられたことがスゴイところです。
http://g3400.nep.chubu.ac.jp/onsenkids/craft/hutinsi1/kidslabo0005.html
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 でも、よくよく考えてみると、浮沈子との出会いはもっと昔、天王寺動物園に連れて行って貰った子どもの頃、縁日の露天で手品のように試験管の中で浮き沈みする人形を見た時だったことを思いだしました。買ってもらって家に帰り、中の人形を取りだしたら二度と動かなくなって、それっきりにしていたのです。その頃は贅沢にも、私には押入れに溢れるほど他にオモチャがいっぱいあったのです。


 話を科学教育に戻しますが、その後、ミイラ取りがミイラになって、自分でも科学工作を教えるようになり、科学の祭典の全国大会に初めて出展した時に、研究交流会で回転する浮沈子を見ました。それも高校の理科の先生がドイツの吹きガラスの回転浮沈子をソースのタレビンで再現できるように考えられたものでした。その時私が想ったのは「どうしても人形のように踊らせてみたい」ということです。ハンプティーダンプティーのようなタレビンではなく、バレリーナみたいにならないかと思って別の素材を物色していた時にストローが目に留まりました。


つづく > [2]