Veterans Day

 今朝はベテランのパーソナリティーの声がラジオから流れていました。日本では「ベテラン」は熟練したという意味で結構使う言葉だと思います。でも、私がVeteranという英語を身近に見たのはつい2年前のことでした。あるwikiHowのユーザーページの自己紹介に「Air Force veteran」と書いてあったので、私は空軍のベテランだと思っていたのです。でもその人は、現在は民間の仕事をされていたようなので退役したという意味だったのですね。英語には別の意味があることを知りました。

11月11日は米国の「退役軍人の日」です。私が生まれた年に制定された休日だそうです。

(これは私のオリジナルのナフキンの花ですが、戦没者追悼記念日には、戦地に咲いていた赤いポピーを象徴としています。ペーパーフラワーの赤いポピーも作られるそうです)
日本と同様に祝日法で連休にするために一時第4月曜日に移されたそうですが、元の休戦記念日の意味を大切にするために、日も元の11日に戻され現在に至っているそうです。


 私が感じていることと同じだと思いました。連休にするためにその日の持つ意味が薄れてしまうように思えて仕方が無かったからです。日本の祝祭日は戦後に改められたので米国に倣ったものが多いように思いますが、週休2日制・振替休日・ハッピーマンデーなどもそんな雰囲気です。どの休日がそれに当たるかというと・・・


成人の日(1月15日→1月の第2月曜日 2000年)
海の日(7月20日→7月の第3月曜日 2003年)
敬老の日(9月15日→9月の第3月曜日 2003年)
体育の日(10月10日→10月の第2月曜日 2000年)


なんだか、毎年の成人式の騒ぎや実在しない高齢者の戸籍、海に囲まれた日本の国情、スポーツに対する意識・・・心の芯が揺らいでいるように感じる象徴のようで・・・私は元に戻して欲しいと思っている一人です。

 ところで私の誕生日の11月15日は「七五三」のお祝いの日で、7+5+3=15なので、休日ではありませんが、別の日には振替えられません。成人式同様、「前撮り」が夏から行われているようで、時差参りも混雑しないでいいようですが、なんだか風物詩として寂しい感じもしないでもありません・・・。

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