「百識王」ノックアートで感じたこと



 関東では10月19日の深夜に放送された番組ですが、ローカルとは時間差があるのでブログに書くのを控えていました。今はTwitterで情報はリアルタイムの時代なので、ローカル局で視聴する人は予備情報が入ってしまうので、観ていてどうなのかな・・・?と思いますが、あちこちのブログに書かれているので、本人も、もうそろそろブログに書いてもいいでしょうね・・・。

 「Knock-Art」というのは新聞の番組表では「仰天アート」と載っていました。新しい企画だそうです。紹介されたのは「ストローアート」「トーストアート」「おしぼりアート」「粘土のミニチュアフード」。
このブログの読者は驚かないと思いますが、客観的に判断するとまだまだマイナーなのでしょう。NHKの「クエスタ」でも、私の周りでは正解しなかったほうが意外という感じで言われますが、一般的にはまだまだ知らない人が多いのだと思います。でも「知らない人が多い」ということは、現在作れる人には大きな利点で、作ってみせると他人が驚いてくれるので、それが病みつきになる一つのポイントでもあると思います。私自身エビしか作ることが出来なかった時期は、当然自分で創作したので、日本でのストローアートはほぼ独占状態だったため、「初めて見る仰天アート」だと驚いて下さったことがモチベーションになって私を育ててくれたのだと思います。今では、私の作り方からからアレンジしたり、独自のアイテムを作る方もいらっしゃるので、新奇クラフトの成長過程第2期に入ったのかもしれません。
 そして、曲がりなりにもプロにしてくれたのは「親子で作るストロー細工どうぶつたち」の出版だったと思います。手芸誌のベテラン編集者がこの本の編集を担当して下さったのですが、「百識王」も私より一足先にオンエアをご覧になって内容と感想を、翌日メールで送って下さいました。4つのアートを並べて観ると、「それぞれの個性がよくわかって面白かった」と仰っていました。
私も改めてそういう視点で観ると、ストローアートは、他の3つのアートと違って自由奔放だと感じました。初めて知った方は他の3つと同じように感じられるのでしょうけど、他の3つは素材的制約があって範囲も狭く、飽きやすい私には長続きしそうにありません。ストローの多才さ・多彩さに感謝しなければと思いました。


  • 「折り巻き止め」で作るフィギュア
    伝統の竹細工や折り紙と似た感性
  • 装飾の素材として自由な使い方
    デコやミニチュア・ドール・フラワーアートなどの手芸的な感性
  • 工作の素材としての使い方
    科学や数学的な感性

・・・というように、いろんな人の感性にフィットする可能性があるアートだと思います。私にとってのストローアートは「百識源」ではないかと感じます。いつも番組の中で構成する時に制作側が悩まれるのは、短い放送時間の中で、どこに焦点を当てたらいいかということのようです。ということで番組ではストローアートの魅力のほんの一部ですが、ご覧になって何か感じるところがあったら、基本情報は著書とネットでシェアしていますので、是非ストローアートの深みにはまってみて下さい。

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