浮沈水中花(1)☆

 科学教育のメーリングリストのメンバーの中でも、科学工作をいつも工夫をされて出来上がりがとてもキレイで、キットもとても丁寧に準備されるボランティアのお母さんがいらっしゃいます。たとえ原理などを理解するための科学工作であっても「キレイな作品」「楽しい作品」というのは、興味を持続させる効果があって、工作教室を一過性のイベントにしないので大切な要素だと考えています。ということで、私は最近子どもと接する機会が少なくなっているので、時々メールで意見交換をさせて戴いています。
 蒸し暑い夏、水中花は目を涼ませてくれるので、盛夏まで長く楽しみたいと、この時期よく作ります。昨日は私も教室とプライベートで母と水中花を作りましたが、子どもの工作教室も「20人ほどの参加で作りました」とご報告がありました。私が成人対象に講習するのと違って、沢山の子ども達が作るのは、年齢や技量が揃っていないので、ほんとに大変だと思います。

 私は「もっと凝った工夫がしたい」とエスカレートして、どんどん子どもには向かない作品になって行くので、時々「wikiHow」「ユニバーサル」「カンタン」に戻って考えようと思っています。昨日も、母を楽しませてあげようと思って水中花を一緒に作ったのですが、「ビー玉シンカー」が難しかったので、もっと簡単に出来る錘はないか考えてしまいました。そこに先のご報告も届いたので、今日は、浮沈子のようにタッピングビスはどうかなと試してみました。
(エアコンが効いた夜、指で押して沈めると、もう浮き上がってきませんでした)
 作り方は、下記を参考にして下さい。

How to Make a Water Flower from a Plastic Bag and Straw

How to Widen the End of a Plastic Straw

※ガクが無い方がシンプルだと思って作ってみたら、ただスリットを数本入れるだけでも、ある方がラッパ型になるので花を引き入れ易く、ガクを切るのはデザイン性と実用性を兼ねていたことがわかりました。




作りたては、水道水に含まれた目に見えない小さな気泡が、翌日には気泡同士がくっ付き合って小さな泡が沢山表面に付くので、変化は明日書こうと思います。

Popular Posts